やけどしたらまず何をする? 正しい応急処置と、やってはいけないNG行動

やけどしたらまず何をする? 正しい応急処置と、やってはいけないNG行動

料理中に油がはねた、アイロンにうっかり触れた、ポットのお湯をこぼした——やけどは日常のなかで突然起こります。そのとき正しい対応ができるかどうかで、その後の治り方や傷跡の残り方が大きく変わります。いざというときのために、正しい応急処置とやってはいけないNG行動をまとめました。

やけどしたら、とにかくすぐ冷やす

やけどをしたら、何よりもまず流水で冷やすことが大切です。水道水で最低15〜20分間、しっかりと流し続けてください。「痛みが引いたからもういいかな」と途中でやめてしまう方が多いのですが、15分以上冷やすことで深部への熱の浸透を抑え、やけどの深さを軽減できます。

氷や保冷剤を直接当てるのは逆効果。冷たすぎると血管が収縮して血流が低下し、かえって治りが悪くなります。あくまで「流水」がベストです。

やってはいけないNG行動

やけど直後にやりがちだけれど、絶対に避けてほしい行動があります。

まず、民間療法で「アロエを塗る」「味噌を塗る」「バターを塗る」といった対処は感染リスクを高めるだけなのでやめてください。塗ったものを医療機関で除去する手間も増えます。

水ぶくれ(水疱)ができた場合も、自分でつぶさないでください。水疱の下は新しい皮膚が再生しつつある状態で、水疱は天然のバリアです。つぶすと感染リスクが上がり、痛みも増します。

衣服の上からやけどした場合は、無理に脱がさないことも重要です。衣服が皮膚にくっついている場合、無理にはがすと皮膚ごとはがれてしまいます。衣服ごと流水で冷やし、そのまま医療機関を受診しましょう。

どの程度のやけどで病院に行くべき?

やけどには深さによってI度〜III度の分類がありますが、自己判断は難しいです。以下のような場合は医療機関を受診してください。

・水ぶくれができた
・やけどの範囲が手のひらより広い
・顔、手、関節、陰部のやけど
・痛みが非常に強い、または逆にまったく痛みを感じない(深いやけどの可能性)
・子どもや高齢者のやけど

受診先は皮膚科か形成外科が一般的です。広範囲のやけどや深いやけどは、形成外科や救急外来のほうが適切な処置をしてもらえます。

やけど跡が残ってしまったら

適切な処置をしても、やけどの深さによっては跡が残ることがあります。赤く盛り上がったり(ケロイド・肥厚性瘢痕)、皮膚が引きつったり(瘢痕拘縮)した場合は、形成外科で治療が可能です。時間が経った古い傷跡でも改善できるケースは多いので、諦めずに相談してみてください。

まとめ

やけどの応急処置で最も大切なのは「流水で15分以上冷やす」こと。そして民間療法に頼らず、水ぶくれはつぶさず、衣服はそのままで。この3つを覚えておくだけで、やけどの経過は大きく変わります。いざというときに慌てないよう、家族にも共有しておくと安心ですよ。

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